2ヶ月間で森田療法を系統的に学ぶ学習会


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準基準型学習会感想文
山本駿介
 私は全般的な不安感と、抑うつ感の症状があり、生活の発見会に入会した。発見会に参加したり、発見誌や森田関連の書籍を読んだりしている中で、森田理論をそこそこ理解しているつもりではいたが、一方で学習の停滞も感じていた。入会して5年、そんな中での準基準型学習会への参加だった。
 
  学習会に参加して良かったことのひとつは、自分を勉強せざるを得ない場に置くことができたことであった。自分で参加費を払い、日記の宿題があり、毎週土曜日に横浜まで通うのだから、これはもう勉強せざるを得ない。発見会だけではなかなかそうはいかないし、学習が停滞していた自分にとってこれは、森田を深く勉強するとてもいい機会になった。

 もちろん、体系的に森田療法を勉強できたこともとても良かった。体系的に勉強することで、各単元の関連性が見えてくるし、それが森田を深く知ることにつながったと思う。それに何より、この「体系的に勉強した」という事実が、自分の中で大きな自信になっている。今回の学習会が、ある意味で自分の森田の原点になるのではないかと思う。

 私が学習会で得た収穫のひとつは、「欲望と不安」と「思想の矛盾」について理解できたことだった。この二つに関しては今までよく分かっていなかったのだが、今回の学習会とその後の復習によって、かなり理解できたという感触を得ることができた。また、その後の生活の中で、「あ、いま思想の矛盾が起きているな」等と意識できるようになった。この、生活の中で意識する、ということを繰り返していくうちに、少しずつ森田理論が身体にしみこんでいくのだと、今では思っている。

  日記の記入に関しては、今まで毎日日記を書く習慣がなかったので結構大変だった。しかし、一日の終わりに日記を書くことは、その日の自分を振り返る上でとても良かった。例えば「今日はあまり森田に沿って生活できなかった」とか「こういう考え方をしたら落ち着いた」等と寝る前に反省することで、その後の生活に生かすことができた。また、できたことに関して講師の方がくれるコメントにも励まされた。

 また、学習会において毎週、同じ仲間と顔を合わせることで仲間意識を持つことができた。普段は別々の集談会に参加していて顔を合わせることがないが、「みんなそれぞれ、症状を持ちながらもがんばっている」という事実を知ることができたのは大きな励みになった。学習会の後は、毎回ガストにてノンアルコールの懇親会をしたのだが、そこで世間話をしたり悩みを聞いてもらったりしたのは、とてもリラックスできる楽しい時間だった。

 私は準基準型学習会に参加して、本当に良かったと思っている。最初は、2か月間毎週通うことができるか少し不安だったが、終わってみると本当にあっという間で、終わった今ではさみしさも感じている。発見会に入会して間もない方、またはまだ学習会に参加したことがなく学習のマンネリ化を感じている方にもぜひ参加をおすすめしたい。学習会に参加することによって新しい一歩を踏み出すことができると思う。

 日々の生活のなかで不安感や辛い感情に苛まれても、取り除こうとせず受入れて持ちこたえることによって、感情が流れることを実感したようです。





神奈川基準型学習会を終えて
 K.N.
 幼い頃から人とうまく関われず、どうしようもない孤独感と絶望感を抱えて生きてきました。周りの人と比べては、なぜ自分だけがこんなに苦しくて惨めな思いをしなければいけないのだろう・・・と卑屈になり、消えてしまいたい思いでした。長い間、親も恨みました。本当に苦しい人生でした。しかし、森田療法と出会い、一筋の光が差し始めました。

 学習会では、毎回テーマごとに、講師の方々がご自身の体験を交えながら分かりやすく説明してくださり、神経症や森田療法についての理解を深めることができました。毎日の日記指導においても、講師の共感や助言、温かい励ましにとても勇気づけられ、症状があっても自分なりに誠実に行動していくことの大切さを学びました。また、まとめ作業では、どうして神経症になったのか、過去を振り返ることにより、これまでの生きづらさの原因を見つめ直すことができました。とても苦しい作業でしたが、過去に区切りをつけることは、新しい一歩を踏み出すために必要なことだと知りました。

 生来の神経質の性質に加え、世間体ばかりを重視する母親の偏った価値観の影響や、何かあるとすぐに噂話の対象にされる田舎での窮屈な生育環境により、私のひどい人間不信と誤った考え方はつくられました。自分の気持ちやどうしたいかを大事にするという人として当たり前のことが学べず、人の目にどう映るか、どう思われるかが全てでした。
 このままの自分ではいけない、もっと明るくて積極的で誰からも好かれる人間にならなければ、と頭の中で自分の性質や能力とはかけ離れた高い理想を追い求め、そうなれない現実の自分に失望することの繰り返しでした。観念と現実を区別することを知らなかったのです。今回の学習で、思想の矛盾の本当の意味がやっと分かった気がします。
 まず、自分の性質や性格をよくを知り、短所を受け入れ、長所を生かしていくこと。そして、不安の陰にある本当の欲望は何かを見極めながら、恐る恐るでも、生の欲望に従って行動していくことが大切なのだと思いました。

 今回、講師の方々や仲間の皆さんと共に学び、悩みを分かち合えたことは、私にとってとても貴重な経験となりました。私がずっと求めてきた、安心できる居場所、がそこにはある気がしました。
 これからは自分が関わる人間関係の中で、人との繋がりを大切にして、みんなが心地よく過ごせるよう、自分にできることを見つけて貢献していきたいと思います。

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